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2014.05.23 Fri 22:50

お米の種蒔き準備【その2】種籾の消毒「泥水消毒」



前回のブログ『お米の種蒔き準備【その1】自家採種した種籾の脱芒と選別』の続きです。

「塩水選」で、より充実して実の詰まった生命力の強い種籾を選んだ後は、「消毒」の作業です。

農業をする様になり始めて知ったのですが、慣行栽培では農薬を使用することを一般的に「消毒」といいます。

日本の稲作の場合、田んぼの土に直接、播種する栽培法は現在、ほとんどされておらず、育苗器で苗を生育することが一般的になっていますが、


育苗期間中の稲02


高温多湿で高密度な苗箱の中では、病原菌の発病率が高まり、その感染も広がりやすい傾向にあります。


育苗期間中の稲03



こうした病原菌から苗を守る為に、慣行栽培では化学農薬を使用した殺菌処理を施しますが、この方法では病原菌が薬剤に対して抵抗性を持つ様になる為に、


稲の幼苗01


いずれはその薬剤が効かない耐性菌が広がり、更に新たな農薬の使用を繰り返すとう「いたちごっこ」になってしまうのです。


稲の幼苗02


そんな状況な中、段々と強い農薬を使用せざるを得なくなってきているのですが、その使用済の薬剤を直接河川や下水に流す事による、環境汚染が懸念されます。

その為に無農薬栽培では、60℃のお湯に種籾を浸け殺菌する「温湯消毒」が一般的ですが、Green Spoon Rice field では毎年「泥水」を使用する「消毒」をしています。

自然栽培の田んぼの泥の中には、普通の慣行栽培の田んぼに比べはるかに多くの種類の菌類やバクテリアが住んでいます。

それらの菌類の中には、病原菌から苗を守る働きをする者がいて、その力をお借りするという何とも不思議な消毒方法です。

今回のブログではその「泥水消毒」のご紹介をします♪

まず、多種多様豊富な微生物の生息する自然栽培の田んぼのなるべく表層部の土を、スコップで2杯分採取します。

泥水消毒用土01

「泥水消毒」では、消毒をするのと同時に、種籾に移植先の田んぼに生息する様々な菌の情報を伝達する意味もあるのではないかと思う為、育てた苗を実際に田植えする場所の土を使用します。
今年は、荒神様の神田の作付けもあるので、2ヶ所の田んぼからそれぞれ採取しました。
見た目で土の色がハッキリと違いますが、おそらく住んでいる菌類も異なるのでしょう。

泥水消毒用土02

約40ℓの水によく溶いて、泥水を作ります。

泥水消毒01

30分程度置いておくと、土が下に沈殿するので、浮いて来たゴミやワラくず等をすくい取ります。

泥水消毒02

このコーヒー牛乳色の上澄みに種籾を浸けて、よく揉みます。強くこすると籾殻が取れてしまうので優しく優しく♡揉みます。

泥水消毒03

一粒一粒の種籾にまで泥水が浸透するように、よく揉んだらそのまま約1時間程放置した後、流水で軽く流します。

泥水消毒04

この「泥水消毒」がきちんと出来ていれば、稲を『 バカ苗病 』などの病原菌から守ってあげられます。

種籾の浸種

消毒の済んだ種籾を田んぼの水温11℃の湧き水に漬け、ゆっくりと時間をかけて催芽(発芽)させます。
続く。。。

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