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2014.01.07 Tue 00:51

七草粥って何時食べるもの?




お正月の〆といえば、「七草粥(ななくさがゆ)」ですね ♪

ハコベ01

せり、なずな

ごぎょう、はこべら

ほとけのざ

すずな、すずしろ 

これぞ七草




現在では、「新暦(グレゴリオ暦)」の1月7日に、おせち料理やご馳走で疲れた胃腸をいたわるという意味合いで
「七草粥」を食べますが、かつては現在より約一月程遅い「旧暦」のお正月の節句、「人日(じんじつ)の節句」の1月7日に食べるものだった様です。



これは昨日、新暦の1月6日の Green Spoon Farm の様子ですが、寒さで野草も土の中で冬眠中です。

冬の圃場

それもそのはず、旧暦では今はまだ、ひと月遅れの12月(師走)の「小寒」。
これから1年で最も寒い季節が始まるという時期なのですから、ハコベも霜にあたり弱々しい。

枯れたハコベ

古くから日本の宮中には、年の初めに雪の間から芽を出した若菜を摘む「若菜摘み」という風習がありましたが
平安時代、中国の年中行事である「人日」(人を殺さない日)に作られる「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」
という7種類の菜が入ったお吸い物の影響を受け、7種類の穀物で作る「七種粥(ななくさがゆ)」が食べられる
ようになりました。

鎌倉時代になると「七種粥」は「若菜摘み」と結びつき、七草が早春にいち早く芽吹くことから「邪気を払う」と
いわれ、1年間の無病息災を祈って「七草粥」になったと考えられています。

その後、江戸時代に幕府が公式行事として「人日」を祝日にしたことで「七草粥」を食べる風習は、武家や一般の
庶民の間にも定着しました。

「七草粥」の風習やその種類は、地域によって違いもあるということですが、江戸時代に書かれた文献には、前日の
6日に野山で七草を摘み、6日の夜と7日の暁の2度、年棚という「歳徳神(としとくじん)」を祭った棚の前で、
まな板の脇に「薪・庖丁・火箸・すりこ木・杓子・銅杓子・菜箸などの七具」を添え、厄を払う七草囃子(ななくさばやし)」を唱えながら七草を7度、合わせて49回すりこ木で叩き、7日の朝、その七草を入れたお粥を炊き神様に供えてから家族で食べ、1年の無病息災と五穀豊穣を祈ったと記されているそうです。

何だか「おまじない」の様ですが、かつての人々はこうすることで、初春の野から摘んできた野草の力をさらに引き出し、自然界からの新たな生命力を余す事無く頂けると考えていたのですね。


季節に対する関心が現代人に比べて非常に高かった昔の人は、長い冬も終わりに近付き、厳しい寒さの中にも陽射しには春を感じる2月のはじめ頃、野に出て早春の息吹きを摘み持ち帰る「七草粥」の行事は、きっと「新しい年が始まる喜びの行事」だったのではないでしょうか。

今日でも日本のハーブともいえる野草の「春の七草」には、優れた栄養分と薬効が含まれてることが分かっています。

【春の七草】
・セリ(芹)
・ナズナ(薺)・・・ペンペン草
・ゴギョウ(御形)・・・母子草
・ハコベラ(繁縷)・・・ハコベ
・ホトケノザ(仏の座)・・・現在のホトケノザではなくコオニタビラコ(小鬼田平子)
・スズナ(菘・鈴菜)・・・カブ
・スズシロ(蘿蔔・清白)・・・大根


「春の七草」の最後に出てくる「スズシロ」とは大根のことですが、母なる大地の子である根菜は、土からの栄養を直接吸収するので、バクテリアや酵素などを多く含み、ミネラルにも富んでいます。

皮の部分にも酵素やビタミンCが多く含まれるために、昔から万病に効くとされ、マクロビオティックや自然療法では皮ごと調理をして頂きます。
大根の皮には、カルシウム・ビタミンPなども多く含まれていて、細胞を強め血管を強化しますので、細くせん切りにしてキンピラにして食べると、とても美味しく頂けます。

生で食べる大根おろしは、大根をすりおろすことにより細胞がつぶれてジアスターゼ、アミラーゼなどの酵素が染み出し、より身体に吸収されやすくなります。
胃の弱った時や消化不良の時には、おろし汁を少量飲むことで消化を助け胃をスッキリさせる効果がありますし、魚や肉の中毒の毒消しにも使われてきました。

大根おろしの辛味が苦手な方は是非、陶器製のものを使用してみて下さい。化学変化が起こらず、辛味が残りにくいといわれています。
又、ゆっくりおろすと甘味が多く、ガリガリと気短かにおろすと辛くなることも、昔から生活の知恵として知られています。

喉の痛みや、痰(タン)の切れが悪い時にも大根おろしが効きますし、舌・口の痛みには、おろし汁で度々うがいをします。

頭痛の際にも、大根おろしとアロエの葉のゼリー状の中身を混ぜ布で包んだものを、おでこにのせて冷やし、身体は温かくして寝るとよいといわれます。
風邪で熱が出る前の寒気がある時は、寝る前に湯飲みに大根おろしと生姜おろしを少量混ぜ、お醤油を数滴と熱い番茶を注ぎ一気に飲んで布団に入ると汗が出てスッキリします。

大根を短冊やせん切りにして、天日で干した切り干し大根には、便通を整え利尿の効果がある他、腸内の異常発酵を防ぐため、血液をきれいにして細胞の老化を防ぐアンチエイジング効果が期待されています。

「根」と同じ様に「葉」にも豊富なビタミン・鉄・カルシウムがありミネラルの宝庫で、さっと熱湯に通し、みじん切りにした大根葉を油で炒め油揚げのみじん切りなどを混ぜ、お醤油で味付けをしたものは玄米ご飯のおかずに良く合います。
便通も良くなり、体調を整えるのには効果抜群なので、私はこの大根の「葉」が食べたいがために毎年、自分で大根を作り始めました。

聖護院大根

今も昨年の9月に種蒔きした「聖護院大根」が食べ頃なのですが、一ヶ月後の旧暦のお正月には、他の「春の七草」も元気に芽生え始めます。
その時に一緒に食べられる様に「七草粥」分を残しておくことにしました。

最後に、もうひとつ・・・
大根葉をさっと洗って陰干ししたものを「干葉(ひば)」といいますが、これをこれを濃く煮出して行う「腰湯」は生理痛をはじめとする様々な婦人病に有効です。
「干葉」は自然食品店で購入することも出来ますし、「腰湯」は身体を温め冷え性の予防にもなりますので、暮らしの中で上手く活用したいものです。


「春の七草」は、昔から日本人にとっての身近かな薬草ハーブ。
今回は見つからなかった他の七草も、来月になってその姿を表した時には、又ご紹介することにしましょう。

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