太陽・土・水・風・月・思
お米の発送作業に追われ、ブログをUP出来ずにいましたが・・・
先月の20日に、はさ掛け天日干し米の脱穀作業が無事に終わりました。
稲刈りに使用したのと同じ機械「コンバイン」を使っての脱穀作業です。

機械に乾燥した稲を通し、お米のついた籾の部分を脱穀します。

前から入れて、機械を通しながら脱穀して、後ろから稲わらを出します。

脱穀された籾米は袋に溜まります。
これを次は、村の方に機械で籾殻を取ってもらい、ようやく玄米が出来上がります。

コンバインが通った後には、稲わらが列になって積み重なるので

重ならない様になるべく崩して広げておきます。

このまま耕起はせず、生乾きの未完熟の稲わらを田んぼへすき込むことを避け、来年の春が来るのを待ちます。
日が暮れるのがますます早くなりましたが、これで今年の脱穀作業が全て無事終了です♪

今年は、10月に入ってからも台風が来たりと秋の収穫期に雨が重なり、お米がようやく乾いたと思ったら、又雨が続いて湿ってしまい、なかなか予定通りに作業が進みませんでしたが、霜が降りる前に無事脱穀することが出来て良かったです。
初夏の田植えの際も空梅雨のため、田んぼに水が溜まらず一ヶ月も作業が遅れたこと思い出し、農業は人間の都合通りにはいかないものだと学びました。
この村では収穫の秋に、山の氏神の荒神様を祭る行事が残っています。
天候を司る荒神様は、怒らせると大変怖い存在でもあり、祝詞を上げてきちんとお参りします。

ほんのひと昔前までは、田舎のこうした村に住み自然や天候という大きな力を相手に仕事をする農家とって

神様を祭るということは、宗教というよりもむしろ日常であり慣習に近いものであったのでしょう・・・
私達も都会から、この村へ来てお米作りをする中で自然と「雨が降りますように」とか「お天気になりますように」と、手を合わせることが多くなりました。
そんなことを思いながら、お米が籾すりを終えて出来上がってくるのを待ちつつ
太陽 土 水 風 月 思
こうした言葉が浮かび、リーフレットができました。
「太陽・土・ 水・風・月」は自然の恵みを表し、最後のひと文字「思」を付け加えました。
「思」は「田」に「心」と書きます。
私達、作り手が心をこめて田んぼをお世話する事で、きっとその思いはお米にも伝わるはずです。


大変お待たせしましたが、ご予約を頂ていた皆様にも、無事お米をお届けする事が出来ました。
今後も初心を忘れる事無く、自然栽培を進めて行きたいと思います。
"Green Spoon Rice field の自然栽培米「HPにてお米を販売中です。」"


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