2013.11.24 Sun 08:31

国産小麦自給プロジェクト


  

全ての稲刈りが無事終了した Green Spoon Rice field に、裏作用の小麦の種を2種類播きました。

私達の住む『古民家かめりあん』の納屋のお掃除をしていたら出てきた、古い播種機がまだ使えそうなので
綺麗にお手入れをして、圃場(ほじょう)の準備にかかりますが・・・

播種機01

実は、ここでひとつ問題があります。

小麦はお米と違って、よく乾燥した土壌を好む作物。

日本で、お米の文化が発達してきた理由には、稲は雨が多く高温多湿な気候風土に合う作物だったからという背景があります。

一方、小麦はお米とは違い、乾燥した雨の少ない比較的冷涼な気候を好む作物です。
故に、欧北やカナダ、オーストラリアでは、パンやパスタの文化が発達してきました。


日本の田んぼで、お米の裏作に小麦を作付けするならば、冬場は出来る限り圃場を乾燥させる必要があります。


私達の様な山からの湧き水「天水(てんすい)」に全てを任せている田んぼで、田植えの時期には水を一杯に溜め、冬場は水を出来る限り抜いて田んぼの土を充分に乾かすという、全く正反対の状態になる様に水を管理することは、とても大変なことです。

しかし、肥料を施さない自然栽培においては、冬場の土の状態がとても重要な課題なのです。

夕暮れのはさかけ

奇跡のリンゴで有名な木村秋則さんも、自然栽培でのお米作りの上では冬場、田んぼの土壌を充分に乾かし「好気性菌」に活躍してもらうことが、収量UPのためにはとても大切とおっしゃっています。

今回は、なるべく田んぼの中でも乾燥した場所を選び、わずかばかりの試験栽培です。

美味しい小麦粉で、天然酵母のパンを焼いて食べたいという想いから「ミナミノカオリ」。

私達の移住先、岡山ならではの小麦「シラサギ小麦」。

この2種類を選んでの作付けです。




トラクター(耕耘機)で、四隅に溝を切り排水を良くして

耕起02

パン用小麦「ミナミノカオリ」の種を播きます。

播種機02

少し古いデータになりますが・・・

総務省統計局が実施した家計調査によると、2007〜9年までの3年間、日本人は1世帯当たりで年間「約86kgのお米」「約45kgのパン」そして「約36kgの麺類」を消費しているという数値が出ています。

それぞれの国内自給率は、お米が95〜100%。
それに比べ、パンや麺の原料となる小麦は約13%と極めて低い値です。
さらに、パン用小麦においては驚くことに、わずか1% 程度しかなく、残りの 99%は輸入に依存しているのが実情なのですが、輸入小麦は国産小麦には使用を禁止されている、収穫後の輸送中にカビ等の繁殖を防止するために散布される薬剤「ポストハーベスト」の問題があります。


一般的にパン用小麦(強力粉)の多くが高温&多湿に弱く、収穫時期の6〜7月頃、丁度梅雨の時期と重なる日本での栽培は、北海道を除き難しいといわれいます。

日本でも、弥生時代から小麦が作られてきたという歴史はありますが、長い時間をかけて日本の湿潤な気候と食文化に適するように改良されてきた、うどん用小麦(中力粉)が主流でした。



私達の移住先、岡山ならではの小麦「シラサギ小麦」は、そのような小麦のひとつです。

今回、その貴重な岡山在来種の小麦の種を、なんとよねっちが持っていたので、是非作付けしてみたいと申し出てみました。

小麦の播種01

私達にとっては、初めての小麦の栽培です。
名付けて『国産小麦自給プロジェクト』。

小麦の播種02

乞うご期待下さいませ♡

"Green Spoon Rice field の自然栽培米「HPにてお米の予約を開始致しました。」"

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